ishibashi_masahiro’s diary

主として本学人間科学/教育心理科学専攻の卒業生にむけた案内等と,仕事用のメモなど

なぜ効果量を小さく設定するほど必要なサンプルサイズが大きくなるのか

効果量の基礎論文といっていいCohenの論文(Cohen, 1982)のTable 2を見ますと,効果量が小さいほど必要なサンプルサイスが大きくなっていて,「ん?」となるのですが,清水先生が以下のように説明してくれていて納得しました。

効果量を小さく設定するほど、「こんなに小さな効果も検出したい」ということなので必要なサンプルサイズは大きくなります。つまり、効果量を小さく設定するほど「精度の高い検定を行う」ということになります。

清水裕士 (2023). HAD18をアップしました.

https://norimune.net/3744