ishibashi_masahiro’s diary

主として本学人間科学/教育心理科学専攻の卒業生にむけた案内等と,仕事用のメモなど

発達人間学論叢につきまして

会社の個人HPには公開しましたが,

これまで教養学科人間科学専攻発達人間学/発達人間学コース/分野の紀要として発行してまいりました『発達人間学論叢』が,昨年に続いて今年度も刊行の見込みが立っておりません。

「発達人間学」は,すでに対外的には大学院教育学研究科健康科学専攻人間科学コース内の分野の一つとして残っていることを除きますと表に出てくることはありません。2017年に学部が教養学科から教育協働学科へ,さらに2020年度からは大学院も改組を予定しています。

「発達」という概念を一つの拠り所としながら多種多様な背景をもつ人びとが各自の関心に応じて人間に対する興味を探求するという「発達人間学」は,どうやらその使命を終えつつあるのかもしれません。

またman-power的にも,新崎特任教授の任期満了が来年度末の予定であり,そうしますと発達人間学を知る教員は石橋だけとなります。石橋がいる限り発達人間学は死せず!と言ってくださる方は探せばどこかにいらっしゃるかもしれませんが,発行のためのコストと投稿状況,さらには近年の教員養成大学に対する財務的締めつけの苛烈さなどを天秤にかけますと,なす術のない状況でもあります。

つきましてはまことに無念ではありますが,『発達人間学論叢』の刊行は来年度で最終にしようと考えております。

最後ということで,できるだけ多くの関係者の方々からのご投稿を賜りたく,お願い申し上げる所存です。

これまで同様,スタイルは相当に自由です。ただし国会図書館にも納めている定期刊行物であり,検索条件が合えば各種のオンラインデータベースでもヒットしますので,剽窃をしていないなどの最低限の水準は要求いたします。チェックはこちらでいたしますのでご心配でしたらご相談ください。

新崎先生のご退職記念を兼ねることにもなりますので,何らかの特集も組みたいと考えています。新崎先生の薫陶を受けた卒業生・修了生からもたくさんご投稿いただければと思います。

詳細につきましてはおいおいこのブログや会社の個人HPから流していきますので,「刮目して待て!」